レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

第19節 4-1 流通経済大学

第19節 4-1 流通経済大学

まずは反省から入りたいと思います。危ない試合だったといえるでしょう。悪い立ち上がりではなく、まあまあ互角の前半でしたが、35分に失点してしまいます。クロスに流れたボールを至近距離からあいているところに蹴り込まれてしまいます。いくら何でもあれはキーパーでは止められません。DFが体を張って行くところです。あのときだけを見れば、ポジション的にはそれができない状況ではありましたが、体を張って行く気があれば、あの位置にだれかいただろうと思います。誰もいなかったのは、気迫不足もあるのではないかなと。

相手が大学生ですから、得点した後も同じサッカーを続けてくれましたが、がちがちに守りを固めてしまう相手であれば、そのまま0-1で敗戦だったかもしれません。ホンダロックは10分に得点すると、即座に時間稼ぎと守備に入ってきました。「まさか80分も」と思っていたのですが、守りきられて、追加点も取られて、完敗してしまいました。同じように、あの1点で終わっていた可能性は十分あります。

ゼルビアに先立って、土曜日に横河武蔵野 1-0 TDK SCの試合を見てきました。得点シーンは、横河の選手と交錯したGKが倒れているところを無人のゴールに蹴り込まれたものです。他の場面では、些細なことで止めていた審判が、なぜあの場面だけは流したのか。流して悪い場面ではないとは思いますが、他の場面ではどんどん止めていただけに、比較すれば疑問の残る判定でした。ま、それはそれとして、後半TDK SCが猛攻をかけるのですが、カウンターをとられ、ゴール正面で横河の選手がフリーでボールを持ってしまいます。シュートが枠に飛べば決まるだろうと思われる状況で、左右からTDK SCの選手が飛び込んできて、シュートを打ち損なってGKがセーブしてしまいました。飛び込んできた二人の選手は交錯して、ともに痛んでしまいましたけれど、そこまでのリスクを冒しても、あきらめずに飛び込んでいく、そういう守備が、ゼルビアにはかけているように思います。似たような場面では、前半戦で半田武嗣選手が同じように飛び込んでシュートをブロックした場面がありましたが、そのように名前があがる程度の、珍しい守備になってしまっているといえるでしょう。前節の佐川印刷戦でもPKが決まっていればそのまま終わってしまった可能性もあり、この2試合が連敗でも全く不思議はありません。前期はそのようにして連敗してきたのであり、後期はツキが変わって連勝できている部分もあるわけで、ならせば公平だともいえますが、それでは4位に向かってまだ足りません。ツキではなくて、1点を防ぎきる守備。DFの奮起が必須です。

さらに同点になった後も、酒井良選手がエキサイトして、あわやレッドかと思われる場面となりました。4-1の後だったらよいですが、同点でしたから、そこで10人になってしまえば、今期のゼルビアは終わってしまったかもしれません。危ないところでした。

流経の攻撃力はさすがで、後半は圧倒していたものの、あわやという場面も幾度となくありましたが、修行智仁GKの好セーブが光りました。彼のファインプレーがなければ、4点とれていたとしても、2~3点は取られていておかしくなかったところです。

と厳しいことから書き始めましたが、確実に上昇してきてはいるものの、ツキに恵まれての連勝であることも確かです。不運で連敗してきたところを取り返しているわけですが、ツキで勝っているのではいつ崩れるかわかりません。この上昇ムード(ムードだけではなく確実に良くなっていますけれど)を、星勘定につなげていくためには、DF陣の奮起しかないでしょう。これから4位に入れるとするならば、そこは避けて通れない部分だと思います。


さて、よかったところは、何しろ4点取りました。久しぶりです。JFLでは初めてです。山腰泰博のゴールで同点。点を取って、いよいよ復活してくれるでしょう。今やチーム大黒柱、柳崎祥兵が勝ち越しと追加点。チーム得点王で6点目です。さらに蒲原達也が2試合連続のゴール。前半戦は徹底的にゴールに嫌われましたが、こちらも取り戻してくれそうです。ボランチの先発は金東秀と大前博行。後半から金東秀に代えて石堂和人を投入しました。金東秀もけして悪くありませんでしたが、先週痛めた不安もあるのでしょうね。また、石堂和人も怖さを取り戻しています。先週と同じく、後半から出てきた石堂和人は、優しさをけして怖さを取り戻しています。左から右へ、蒲原達也にむけて斜めのロングボールを蹴っていく場面があり、蒲原達也は追いつけなかったのですが、石堂和人らしくてよかったですね。前半戦では、追いつけるように蹴って、相手に追いつかれていたのですが、以前のような思い切ったキックが戻ってきています。さらにその後、山腰泰博に代えて飯塚亮、酒井良に代えて大江勇詞と、積極的な投入が功を奏していたと思います。

これで11位。4位までの勝ち点差は6ですが、得失点でマイナスしているので、実質は勝ち点7が必要です。得失点のマイナスを考えますと、2-1や3-1ではなく4-1であったことは価値がありますし、4-2や4-3ではなく4-1で押さえたことも価値があります。もちろん勝ち点優先ですが、混戦のJFLだけに得失点もとれるところはとっておき、押さえるところは押さえておかないと、最後に1点に泣くことも十分考えられる状況です。勝ち点差6といっても、4位のチームを含めて7チーム抜かないといけません。上のチームは当然勝つ率が高いわけですから、これか先は容易なことではあがりません。勝ち点3をとって1つあがり、負ければ2つ、3つ下がるということになるでしょう。勝ち続ける意外に道はありません。

同時にホームの観客動員も、今後は平均4,500人が必要です。どんなに詰め込んでも6千人入れるかどうかと言う野津田。こちらは取り戻せない状況が近づいています。7月19日は、ガイナーレ鳥取をホームに迎えての一戦。町田倍増計画として6千人の動員を目指していますが、この試合だけではなく、今後の試合すべてに倍増が必要であることを忘れてはなりません。

うれしいのは、鶴川の駅から直行の無料シャトルバスが出るようになったことです。アクセスはぐっと良くなりましたので、是非、鶴川駅から野津田へ向かっていただきたいと思います。
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by abikozelvia | 2009-07-13 18:25