レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

みんな大人だなぁ。

みんな大人だなぁ。
俺は甘ちゃん。辛口コメントと言われるけれど、中身は大甘。
ま、甘辛で、ちょうど良いってことかな(苦笑)。


前にも書いたかと思いますが、私はJFLと言う場所、嫌いではありません。というよりも、むしろ好きです。まだ1年にも満たないJFL参戦ですが、かなり気に入りました。秋田TDKの人情味。東北人特有の歓待精神というのでしょうか、暖かみがありました。琉球。沖縄の魅力もあり、運営もよく、華やかで楽しめました。ほかのところも、皆おおらかです。ま、雨だったり、交通の便が悪かったりはしますが、笠岡の小さな港町も良かったし、鳥取砂丘も行ったし、全国リーグなのにのどかなJFLは、応援するにはとても良いリーグだと思います。仕事の面で言えばJリーグ、それもJ1でないとというところはあるでしょうが、JFLはサポーター同士もおおらかだったりして、ほんわかしてます。Jにあがれば、こののどかな雰囲気は失われてしまうのでしょうね。

ただ、Jを目指して、信じていた選手が気の毒なばかりです。

冷静に考えれば、はじめからわかっていたこと。スタジアムの工事がいつ終わるのか。何も発表がないので3月の開幕に間に合うのかと思っていたのですが、間に合わないわけです。それは昨年の工事計画の段階でわかっていたはず。
開幕戦やってみたら、荒天の影響もあったにせよ、平均3,000人に満たず。満たず満たずが続いても、特に手も打たず、どうしようもなくなってから倍増計画。それも1度でおしまい。1開催あけて2度目の倍増計画は、ゼルビーが来るだけ。当然倍増するはずもなし。

ま、いいでしょう。今から言っても何かの芽が出るわけでもなし。これからが問題ですが、じゃあ来年はというと、なんなんでしょう、アクションプラン。サポート会員のリアルタイム公表?。それ、地域リーグのチームだって出来る話じゃあありませんか。やっているところもあるでしょう、確認していませんが。当然ゼルビア、今年出来たはず。週1回以上の街宣活動、それだって、できたんじゃないですか。すくなくとも、ホームゲームのある各週くらいは、出来たはずです。社員は、通勤の行き帰りに、チラシ10枚もって駅で配ってこい。それくらいなら出来るでしょう。経営情報のディスクローズ。それ、前事務局長の小森さんの主張していたことですよ。ということは、その頃から出来たはずのことで、何で今年やらなかったのか。行政機関と連携した広報の拡大強化。抽象的な表現ですが、その範囲では今年出来たはず。つまり、2011年に向けてのアクションプラン。選手のプロ契約をのぞくと、全部今年出来たことばかりで、何で今年やらなかったのかというような項目を、来年やりますとあげているわけです。

えーと、すいません。だからなんだって話ですよね。

つまり、この調子じゃ、来年も危ないねってことなんです。来年は、どうも8月くらいまで野津田が使えないみたい。すると、相模原や多摩や稲城や上柚木、西ヶ丘、夢の島、駒沢、ひょっとした国立、味スタ、武蔵野?、まあそういうところで開催するわけです。となると、観客動員は、多くて1,500人。あるいは1,000人割れもありうるところ。それを、9月から改装なった野津田で、一気に取り戻せるのかって話です。

平均3,000人は、そう難しい計算ではありません。3,000×17試合で5万1千人。野津田に1万人はいれば5試合で達成できるわけですから、9月からだって間に合うわけです。

1万人はいれば。

でもね、そう簡単に入らないですよ。夢の島でやりました、3千人きました。西ヶ丘でやりました、4千人きました。相模原でやったら5千人きましたというのであれば、野津田に1万人集めることも出来るでしょうが、1,000人や1,500人しか入らないものが、野津田でやったら急に1万人も来るか? どう思いますか?

野津田改装オープンの初回は1万人もあり得るかもしれませんが、その日雨だったりしてね。9月なら台風シーズンだし。そういうことも計算に入れておくのが、リスクマネージメントというものでしょう。不運じゃあないんです。

今から危ういんです。2010年の平均3,000人は。それに対する危機感のないアクションプラン。それがね、気になるんですよ。


一つ、注文があります。

基本的に、今年の選手は来年も継続してほしいです。昨年のように、半分切って半分入れ替えはやめてほしい。それって、町田のあり方でしょうか。今年昇格をあきらめたのは、選手の責任ではありません。選手以外の問題です。その責任を選手にとらせるのは、いかがなものでしょう。私は、今の選手にがんばってほしい。多少の補強はあるとしても、今のメンバーで戦って、Jリーグに昇格して、そこでもまた力を試してみてほしい。仮にそこで負けて、JFLに落ちたって良いじゃないですか、またあがれば良いんだもの。落ちたら、それは選手の力量不足もあるわけだから、入れ替えは仕方ないところ。でも、まだ足りない、まだ足りないと選手をとるばかりなら、それは今後の経営は赤字になってくるでしょうよ。赤字になってから騒ぐ前に、考えてほしいチームのあり方です。

ただ、何が何でも全員丸抱えして、使えないのか使わないのか、そういう選手まで飼い殺しにしてしまうのもよくありません。それはよくわかります。たとえば修行智仁選手なんて良い例だと思います。もしガイナーレ鳥取に残っていたら、シュナイダー選手の控えで、やっぱり芽が出なかったかもしれません。

このブログの趣旨から行くと本題、今日のテーマからすると余談ですが、シュナイダー選手と修行智仁選手、どちらが良いGKかというと、甲乙はつけがたいだろうと思います。修行智仁選手は、けっこう本番で力を出していると思いますので、シュナイダー選手に劣るとは思わないのですが、ただシュナイダー選手の方が派手なので、私が監督で開幕戦でどちらを使うかというと、シュナイダー選手かもしれません。それで結果が出てしまえば、1年間、やっぱりシュナイダー選手を使うんでしょうね。それを考えると、移籍というのは選手にとってのチャンスだし、悪いことではありません。

その上で、出来るだけ多くの選手に残って契約してもらい、また力を発揮して、さらに向上して、ともに戦ってゆけたらよいと思っているわけです。2010年に4位に入れずJに昇格できなかったら? そしたら、それから選手を首にすればいいでしょう。負けたら首。それはプロ選手なら仕方のないこと。でも選手は負けてないのに首は、町田のすることではないと思います。少なくとも、私の知ってる町田は、そうではなかった。そのために昇格がまた先に送りなったとしても、私は納得です。

これは、実は大きな意味があるんですよ。

町田が、42万人の町で成功するかどうかの鍵なんです。ヴェルディやFC東京は、1,300万人の東京がホームです。それに対して、町田はたったの42万人しかいません。しかしその少ないことが、有利に働く場合もあります。それが距離感。FC東京の選手が東京全域を回ったとしても、1カ所2人くらいで、年に一度いけるかどうか。選手にあっても結局はテレビや雑誌の中の存在以上にはならず、いなくなったらいなくなったで、また別のチームで、テレビや雑誌で見るだけと言うことに過ぎません。

でも町田だったら、5人も10人もで、年に何回もいける。テレビの存在ではなく、ふれあえる、知り合える、身近なスターになるのです。選手たちがスタジアムで子供たちに声をかけています。「おー、xx、きたのかー」なんて、1,300万人のヴェルディやFC東京の選手たちは、スタジアムで声をかけているでしょうか。遠くのスターより、隣のゼルビアなんです。そうなったとき、42万人という小さな器は、ゼルビアの強みになります。小さな器が強みになるのか弱みになるのか、それは選手と観客の距離感にかかっているのです。そのためには、選手を切って入れ替えるというばかりでは、これは自らの強みを失ってしまうことになりかねないわけです。




2009年。Jリーグ昇格はなくなりました。ということは、ゼルビアの目標に4位はありえません。4位という数字に意味はありません。意味のある数字はただ一つ。1位。優勝のみです。首位SAGAWA SHIGA FCは今日勝って勝点55。ゼルビアは明日勝っても44。その差11で残り7試合となります。直接対決を含むと言っても、SAGAWA SHIGA FCが直接対決以外に3つくらい負けないと追いつかないわけで、きわめて難しいですが、しかし、それ以外に目指す数字はありません。1位。もしSAGAWA SHIGA FCが優勝を決めてしまったら仕方ないので2位。それでも、いま目指すのは1位です。もう4位は関係ありません。目指すは1位。全勝あるのみ。
[PR]
by abikozelvia | 2009-09-26 22:08