レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

JFL後期第11節 FC町田ゼルビア 1-0 ホンダロック

2009/10/06 JFL後期第11節 FC町田ゼルビア 1-0 ホンダロック

土日で3試合あったので、書くのも写真の整理も追いつきませんが、ぽつぽつと。まずは時間軸順に、トップチームのJFLでの戦いから。

ご承知のようにこの試合、大前博行選手のJFL初ゴールによって、ゼルビアが1-0で勝利しました。お客さんは1500人ほど。まあ、これが今のゼルビアの実力なのでしょう。Jリーグ昇格断念。天気は不純。その中出来てくれた1500人は、ベースになる中核の1500人。この1500人を大切にしながら、あと1500人の上ずみをする。いえ、経営的には、あと8500人の上積みが必要です。Jリーグにあがって、仮に17試合で1試合5000人とすれば、85,000人。一人平均2,000円とすれば、1億7千万。足りない分はスポンサーで、やっていけますかね。平均単価を上げることは、子供が多い町田の特性もあり難しいと思いますので、動員数を増やすよりありません。全試合満員で3億5千万。グッズや飲食の費用もありますし、スポンサー料をプラスして5億。それならまあまあのJ2クラブが作れますか。スポンサーも、毎試合1万人で埋まるなら、スポンサー料も出せるでしょうが、3千人はいるかどうかだと、やはり出し渋るでしょう。健全なるクラブ運営を掲げるのであれば、観客動員が一番なのですが、やるだけやっているとは言い難い。スタッフにはよりいっそうの努力が求められます。古い話ですが、モーニング娘。がデビューするとき、CDを何万枚だったか、手売りしてこい、売れたらデビューさせるなんて言う話がありましたが、、、思い出しますね。

大前博行選手、やっと、待望の初ゴール。沖野部長も天国で喜んでいることでしょう、「あんなゴールじゃ・・・」と渋い顔をしながら、心の中ではね。
試合後のコメントも、人柄を表していて良かったです。点を取ったせいか、その後の動きや気合いは、いつも以上に感じられました。これをきっかけに、量産を期待しましょう。

さて、試合そのものは、また驚かせてくれました、ホンダロック。前期の対戦では、前半10分に得点すると、即座に時間稼ぎと守りに入ったホンダロック。そんなの有りかと思っていたら、あったという。前期も驚きましたが、後期も驚きました。前半11分に先制されたにもかかわらず、CKの時などPKエリア内に11人も入るという驚きの守備。正確には、前半は一人だけ、PKエリアの数歩外にいましたが、後半は中に入ってましたね。1点リードの終盤ならわかりますが、1点ビハインドの前半にあの守備とは、同じリーグ同士の戦いとしては、滅多に見られるものではないでしょう。良いもの、かどうかわかりませんが、貴重なものは見せてもらったように思います。勝ちに行くのではなく、引き分け狙いですね。さすがJFLの引き分け王2位です。もっとも、チームの考え方としては、そういうのも有りでしょう。ホンダロックは、以前JFLに昇格しながら陥落し、地域リーグで苦しい思いをしてきました。今年の昇格も、九州リーグ3位でだめだったにもかかわらず、全国社会人で3位になり、これも本来だめなんですが、優勝したパルセイロがすでに出場権を持っていたが為に滑り込みで地域リーグ決勝大会に出場。その一次リーグも2日目まで3位でほぼ望み薄だったにもかかわらず、1試合目でバンディオンセがパルセイロに逆転勝ちして芽が出てきて、最後をかけた戦いも、かりゆしにシュート数7-24と猛烈に攻められながらも2-1で勝利して決勝ラウンド進出。その決勝ラウンドでは、初戦でVファーレン長崎に0-5と大敗するも、粘りに粘って3位に入り、JFLからJ2への昇格チームが3つ出たことで、ぎりぎりで昇格を果たしたチーム。という苦労を考えれば、またJリーグを目指しているチームではないことを考慮すれば、引き分けでも落ちない戦いをしようというコンセプトも、理解できます。ジェフリザーブスの引き分け王13試合(現時点)にはだめ出しをしておきますが、ホンダロックの引き分け戦術は、理解できるところです。

前半はそうだったのですが、後半はゼルビアも、守る意識が出たのか、まねしてみたくなったのか、似たような守備をするようになってしまい、なれないことをするとだめですね、後半は攻め込まれて、苦しかったです。あわやという場面、数度。心臓が止まるかと思うこと、数度。よくぞ生きていたという・・・

選手交代。飯塚亮選手から大江勇詞選手へ。これは既定路線だったのかもしれませんが、酒井良選手から雑賀友洋選手への交代は、単なる守備強化ではなく、守備の修正、ラインを上げることも含まれていたのかもしれません。さらに津田和樹選手から森川宏雄選手へ。左の津田和樹選手に替えて右の森川宏雄選手だったので驚きましたが、津田和樹選手はちょっと足を痛めたのかもしれません。また、この試合を通して、ヘディングでの競り合いが押され気味でした。深津康太選手なども、今ひとつタイミングが合わないようで、それが展開を苦しくしていましたが、雑賀友洋・森川宏雄とヘディングの強い二人を入れて、持ち直したようにも思えました。

良かったのは齋藤貴之選手。DFがうまいですねぇ。相手のサイドバックの突破に絡んでいってボールをとれますし、守備は強いですね。相手が蹴ろうとする、ボールの直前に滑り込んで蹴らせなかっり。ボールの前に滑り込んでいますから、絶対ファウルにはなりません。簡単なようで、かなり難しいタイミングだろうと思います。さらに驚いたのは、自分から当たりに行って、はね飛ばされて、相手のファイルをとったこと。体を柔らかくして、力を抜いてふにゃふにゃでぶつかり、くしゃっとつぶれてべしゃっとはね飛ばされる。で、相手がファウル。後から考えてみると、すごく難しいことです。わかっていても、相手にぶつかっていこうとすれば、どうしたって力が入ってしまいます。それも全力疾走でボールを追いかけながらのこと。頭の中のシュミレーションでも、私には出来ません。ホントに意識的にやったのでしょうか。後で考えると、めちゃくちゃすごいプレーでした。それとも偶然? それは、これからの試合で、注目していればわかるでしょう。

御給匠選手。あんまり早くないだろうなどと書きましたが、訂正します。かなり早いです。大きいストライドで、DFを押さえながら走ります。すごいです。御給匠選手がもらって山腰泰博選手に落とすプレーが何度かありましたが、わずかに合わず。しかし、チーム参加から時間がたって一段と良さが出てきました。監督も、これからもっと良くなるだろうといっていますし、楽しみです。

そしてそして、なんと言っても修行智仁選手。後半は攻められたのですが、修行智仁選手のおかげでぎりぎり勝利をつかみ取れたというところ。

この試合で、修行智仁選手は、2回の3-0勝ち、3回の0-0引き分けと、7回目の1-0勝利で、12回目の無失点試合を達成しました。

ちらっと数えてみました。多少間違いがあるかもしれませんが、たぶん大丈夫。
ここまでの無失点試合、0-0引き分け含めて相手をゼロに抑えた試合の数ですが、1位がジェフリザーブスで14。2位の13試合が仙台と北九州。4位タイの12試合が、鳥取、SAGAWA、ロックと町田です。しかし1-0勝利の数は町田の7が一番です。続いて仙台が6ですが、GK金子選手が5試合で、1試合は山内選手ですので、選手としては金子選手は5試合の1-0勝ち。続いてTDKのキャプテン小野GKが5試合の1-0勝利をしています。ということは、なんと、修行智仁選手は、現在JFLの1-0勝ちキング!!! なのです。残り6試合で2試合の差がありますから、このままキングの座を獲得する可能性高いです。

ただ、チーム的には、恥ずかしい記録かも。要するに1点しか取れていないから1-0勝ちが多いわけで、同じく12試合の無失点試合をしているSAGAWA SHIGA FCは、1-0勝ちは1試合しかありません。ほかの試合ではもっと点を取っていると言うことです。GKとしては立派な記録ですが、チームとしては誇れない記録です。修行智仁選手としては、立派な記録です。今年のチームMVP候補かもしれませんね。

もう一つ、無失点の多いチームを上に上げましたが、続く11試合達成が横河武蔵野と長崎。つまり、1位から7位までのチームと、特に守備の固いジェフとロックが入っていると言うことなので、単純に、守備が良くて無失点の多いチームが上にいる結果です。やはりサッカーは、守備からですね。



修行智仁選手。相手と交錯して倒れながらもはじき出すシーンがありました。てっきり顔面でボールを受けたのかと思っていたのですが、膝が当たったようです。その後のプレーでもふらふらしていましたし、試合の後、スポンサーと写真撮影を行ったのですが、そのときもずっと「へらへら」と、笑っていました。

大丈夫?
へへへ、大丈夫、へへへ(笑い)

みたいな感じで、クールな修行智仁選手がへらへらしていました。相当の衝撃だったようです。もし修行智仁選手がへらへらしていても、当分そっとしておいてあげてください(笑い)
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by abikozelvia | 2009-10-06 10:57