レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

FC町田ゼルビア 1-1 ソニー仙台

2009/11/09 FC町田ゼルビア 1-1 ソニー仙台
ナビスコカップ決勝で、敗れた川崎フロンターレの態度が問題になってます。

私は、その根底に何があるのかと考えたとき、根本は、内容より結果を追い求める精神構造にあったのではないかと推測しています。レフリーの笛が不利だったかもしれません。当然腹が立ちます。誤審も含めてサッカーだと言う意見もありますが、私はそれは過去のものと思っています。人間が笛を吹くしかない、ビデオもない、コンピュータもない時代に、それしかないので仕方なく定められたものが人間の審判。もし審判がいなくてもゲームがスムーズに運営されるのであれば、当初から審判などと言うものは作られなかったはず。審判がいなければゲームが上手く進められない、人間が審判する以外に方法がない。だから仕方なく人間が審判をするというルールで、スポーツは成り立ってきたのです。でももう時代が違う。試合はプレーヤーがするもの。審判がプレーヤーになっては、スポーツは成り立ちません。と、少し寄り道しましたが、結果がすべてと結果のみを追い求めて、負けてしまい、それがレフリーの責任であると思えてしまうのならば、怒りが発露してしまうこともあるでしょう。

高い内容を求め、より以上のサッカーを追求し、それが上手くゆかなくて負けたとしても、その怒りは自分自身に向けられるものであり、他人に向くものではないだろうと思います。場面が決勝戦でしたから、確かに内容より結果と言うところはあります。ただ、日頃、毎日毎日の「内容より結果」「内容より結果」という心の積み重ねが、ああいう態度に出てしまうこととなったのかなと思っているわけです。

さて、ゼルビア戦ですが・・・やれやれですね。結果そのものは、「勝ち点1を拾えた」のだと思います。立ち上がりの5分。1点を取るまではゼルビアでした。今日は違うぞ、これはすごいぞと思わせたのですが、その後はずっとソニーペース。確かに失点シーンそのものは、アンラッキーなところもあったでしょう。しかし全体的にソニーが圧倒して攻め続けていましたから、内容的には0-2か1-3か、完敗です。それが引き分けに持ち込めたのですから、試合としてはラッキーな結果で、勝ち点1を拾ったと思っています。

まあとにかく、良いところを探すのが難しい。ボールを持てばとられるし、パスを出せばカットされるし、パス交換をするにしても、ツータッチ、スリータッチで向きを変えてパスを出しています。相手を崩すどころか、パス交換しているうちにドンドン詰め寄られてとられてしまう。修行智仁GKがバックスにボールを渡しても、ボールをつないで運ぶことが出来ず、結局一発ロングボールのみ。ゴールキックをするかバックスがキックをするかの違いだけで、戦術としてはワンパタンでした。で、そのボールをことごとく拾われてしまう。山腰泰博選手に変わってスタメンに入った大江勇詞選手。全体的には良かったのですが、ここの部分では山腰泰博選手がいないことが響きました。山腰泰博選手ですと、このロングボールの時に相手に競りかけて行き、セカンドボールを簡単に拾わせないのですが、大江勇詞選手はこのとき見ていてしまうので、相手にフリーでヘディングされて、ボールをつながれてしまうばかりでした。

良かったのは深津康太、齋藤貴之、御給匠くらいかな。まあまあが大江勇詞、大前博行。昨年からのメンバーは全滅ですかねぇ。

やれるのにやらないのは腹も立ちますが、出来ないのは仕方ないです。また練習して、上手くなるのみ。監督のコメントもそんな印象を受けました。激情型の監督なら怒鳴り散らして爆発していたところでしょうが、選手をかばいながら、仕方ない、もっと上手くなろう、内容にこだわろうと、そういう真意に受け取れました。今の現実としては、この程度だと言うことなのでしょう。


長いと思ったJFLも残りわずかに3試合。次節の相手は首位のSAGAWA。勝てば優勝という試合ですから、目の前で胴上げを見せつけられるのか。ま、滅多に見られるものじゃありませんから、それも良いか。

ラス前は絶好調のTDK。北九州も撃破してしまいました。実質的には残留決定していると言っても良いでしょうが、数字的にはあと1勝で残留確定します。もし次節負けて刈谷が勝ち、他の結果にもよりますが確定が1週伸びてしまうと、ゼルビアに勝って残留決定、万歳と言うこともあり得るわけで。

そして最後は北九州。開幕前からいやな予感がしていました。ラストの北九州戦で昇格がかかってくるのではないだろうかと。下手すると、北九州は勝って4位で昇格、負けると昇格ならずという立場でいる可能性も、高いです。ゼルビア勝って泣く北九州を見るのも忍びないですし、といって負けてまた胴上げ万歳を見せつけられるというのも、切ないですからねぇ。

ともかく、もう少し内容を改善しないと、結果にこだわったとしても、結果も出ないでしょう。来シーズンの昇格も難しい。

昨日の観客動員は2,300人ほど。消化試合と言っても良いこの時期の試合としては、立派な動員ではありますが、3,千という目安はまた達成できませんでした。来てくださったお客様はありがたいですけれど、Jリーグで安定した経営をするためには、最低でも5千人、望ましくは1万人の平均動員が必要です。現在は、安定経営にほど遠い数字です。この日は前座として芸能人チームとゼルビアOBとの試合があり、普段こない人たちが大勢きてくれての数字ですけれども、まあはっきり言って、今やっても仕方なかったですね。昇格をかけて、数字の帳尻あわせをしているときなら意味がありますが、二度とこない芸能人ファンの人たちをこの日だけ集めたとしても、しょうがないです。お金がかかっていなければかまいませんが、今やるなら倍増計画の時にやってほしかったですね。

来年の観客動員は、今年以上に厳しくなります。また相手関係も強くなる可能性が高いです。HondaFCも立て直してくる可能性が高いですし、ソニーもSAGAWAを含めて企業3強の位置を確立しようとしているように思われます。鳥取と北九州、もし今年昇格できなければ、来年も強敵でしょう。というより今年以上に強敵でしょう。Vファーレン長崎、来年もスタジアムの問題がありますけれど、入会審査で否定されるまではそのつもりで戦うでしょう。これから行われる地域リーグ決勝大会。松本山雅、ツエーゲン金沢、沖縄かりゆしなど、Jリーグを目指すチームがあがってくれば、相当の強敵になるでしょう。

今年Jリーグ昇格に向けて無理をしなかったことを評価する声は高いですが、さて、そんなに思惑通り上手くゆくかどうか。観客動員はより厳しく、相手関係はより強く、今年以上に昇格が厳しくなる可能性は、高いといえるでしょう。

サッカーはおもしろくなるでしょうね。相手も強くなるし、ゼルビアも立ち直ってくれるでしょうから。ただし、4位は相当厳しいことでしょう。


試合の帰り、スーパーですしを買って帰りました。3人前くらい。上手いものを腹一杯食う。それしかないですね。
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by abikozelvia | 2009-11-09 11:51