レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

JFL 後期最終節 1-1 ニューウェーブ北九州

2009/12/02 JFL 後期最終節 1-1 ニューウェーブ北九州

勝ちたかったなぁ。そりゃあ、誰だって勝ちたいに決まってます。特に北九州は、負けたくない気持ちにさせるタイプの相手。それ以上は書きませんけれども、ゴールを邪魔する故意のハンド。厳しい審判なら、というか普通に見ていれば、レッドだと思いますけれどね。

試合は互角、でしょうね。チャンスもたくさんあり、ピンチもたくさんあり、スリルも見せ場もあって、引き分けて残念でしたが、楽しめたと思います。後半から入った勝又慶典選手、前節は顔見せだけでしたが、今回はもう少し長く見せてくれました。いや、魅せてくれましたよ。良い動きしていますし、やはり違いますね。柳崎祥兵選手も途中から出場。まだコンディションはもう一つかなとは思いますが、復帰できて良かったと思います。

まあ引き分けは残念でしたが、でも遠く北九州まで駆けつけたお客さんも、サポーターも、みんなそれなりに満足していたのではないでしょうか。最後まで攻め続けて、戦い続けての引き分けでしたから。

勝ちたかった。でも引き分けた。それでも、そこそこお客さんは喜んでくれた。それが、大切なことです。勝ちたいのはみんな一緒。でも、近道はない。だから練習するのです。練習して、上手くなって、良い試合をする。そして勝利がやってくる。それ以外の近道は無いのです。

勝ちたい気持ちが強い方が勝つ。確かにあります。天皇杯で、J1のチームと対戦する格下のチーム、まあまあ適当にやっておけば勝てるだろうと思うチームと、絶対に勝ってやると思うチーム。そういう対戦では、勝ちたい気持ちが勝たせてくれることも大いにあります。しかし、同じカテゴリーのリーグの中、ともに上位を狙って「絶対に勝つ」と思っている同士の対戦であれば、勝ちたい気持ちよりは、上手下手が、良い試合が出来たかどうかが、そしてプラス天の運が、勝敗を決めるはず。勝ちたいと思ったから勝てるのであれば、みんなここにいませんよ。今頃はマンUかレアルに所属していて、3億でバルセロナに行こうか、5億くれるから中東にいこうかなんて、悩んでいることでしょう。そうならずに今ここにいるのは、勝ちたい気持ちだけでは勝てない、結果を望むだけでは勝てない、やっぱり上手な者が勝つと言うことでしょう。だからみんな6kmも走るのです。結果を望んでも、それだけでは結果が出ないことを知っているから、走るのでしょう。練習して、上手になって、良い試合をして、1試合だけの勝ち負けではなく、1年をトータルしてみれば、来年はきっと優勝してくれるだろうと信じています。

有名選手の知名度に頼って観客動員を稼ごうとするのではなく、地道に、町田のサッカーを愛する人たちをいかにつかんでいくのか、足で回って手をつなぐ努力をしてこそ、ゼルビアの成功もあり得るはず。Jリーグ36球団のうち35球団が赤字です。35/36が失敗しているのと同じ道を歩むのではなく、42万人の町で成功する道を行かねばなりません。

野津田のスタジアムを見ていて思うのは、小学生は多いです。大変多いですが、反面中学生や高校生の年代は、かなり少ないような気がしています。もちろん学校やクラブの練習があると言うことが最大の理由だと思いますけれども、それでもチームで見に来るジュニアはいるわけで、ライバルのジュニアユース、ユース年代に対するアピールは、今後のゼルビアにとって必須の課題でしょう。

ちょうど今日、ジュニアユースの二次セレクションがあるそうです。一次で不合格になった子供たちに対して、どのようなケアをしてくれたのか、気になるところです。あまり芳しくない話が聞こえてきたものですから、とても気になっています。

数年前から、ジュニアユースのセレクションは大人気です。300人くらい受験して、30くらいしか受かりません。きわめて狭き門ですが、問題なのは落ちた9割の子供たち+家族です。合格した子はゼルビアの一員になるのですから、営業的にはもう関係ありません。むしろ大切なのは、多数派である不合格の子供と家族です。270人として、両親や兄弟を入れて約1000人にもなります。この1000人が、ゼルビアの敵になるのか、味方になるのか。セレクションに落ちたし、ゼルビアのジュニアユースやユースはライバルチームで敵だけど、ゼルビアのトップチームはファンなんですと言わせることが出来るのかどうか。たった42万人しかいない町です。それも全部がサッカー好きであるわけでもないのに、毎年1000人敵を作っていったら、このチームは必ず失敗します。逆に毎年1000人味方を作れれば、このチームは大成功できるでしょう。

1300万人をフランチャイズとする東京ゼルビアであれば、毎年1000人くらい敵を作ってもどうと言うことはありません。逆に、全都に広がる1000人をフォローすることも出来ません。しかし42万人の町田ゼルビアであれば、1000人をフォローすることも可能でしょうし、そのまま1000人を敵にしてしまえば、もう致命的でしょう。

東京ゼルビアにするのか、町田ゼルビアでやっていくのか。Jリーグに昇格してJリーグの基準で物事を考えると言うことを、東京ゼルビアの基準と錯覚していないでしょうか。東京ゼルビアにするならそれも良いと思いますけれど、町田ゼルビアでやっていこうと考えているのならば、セレクションに落ちた子供たちへのフォロー、配慮は、チームの生死を分けるポイントです。その一つが、これからの時期にしかできないだろうジュニアユース、ユース、中学・高校チームへのアピールです。ゼルビアのジュニアユースやユースの強化に力を貸すことも大切ですが、ライバルチームを訪れて練習に参加し、ゼルビアのファンになってもらうこと。これをやらねば、この町ではやってゆけないでしょう。東京ゼルビアにした方が良いと思います。

ジュニアユースのライバルチームや中学校。またユースのライバルチームや高校生がたくさん見に来てくれるように、オフの時期に積極的な行動をしてほしいと願います。ユース年代のライバルチームを回ることは、とても大切です。・・・・・大人料金ですから(爆)


これでトップチームの一年は終わりましたが、これからはジュニアユースやユースの試合がありますので、応援して、ブログも時々更新してゆきます。ブログ的来年の目標は、堅い話は一切書かず、馬鹿話で笑いを取ることです(笑い)。それが出来るような一年であることを、願い、楽しみ、期待しましょう。

そして、一年間ありがとうございました。トップチームの皆さん。また来年も、ともにあることを願っています。
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by abikozelvia | 2009-12-02 17:51