レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

疑問点

疑問点

Jリーグの準加盟申請についてです。

今回、松本山雅とS.C.相模原が準加盟申請を行い、ツエーゲン金沢は申請を見送りました。ツエーゲン金沢については前に少し書きましたが、なぜ申請を見送ったのか、不思議です。それ以上に不思議なのは、申請を見送っているのにも関わらず積極的なプロ契約選手の補強を続けていること。まあ、お金があるならそれも良いのですが、JFL残留のためにはそこまでしなくても良いんじゃないのかなと言う気もします。もっともこのご時世、しかも金沢という土地ですから、アマチュア契約では選手の働き口がないと言うことかもしれません。横河武蔵野が昼間アルバイトで夜練習、土日に全国リーグという(無茶な)運営が出来ているのも、東京という大都会と、JR三鷹駅のすぐ近くに練習場があるという恵まれた立地のおかげでしょう。金沢でなくて野津田だとしても、昼間バイトで夜練習、土日に全国リーグで、しかもJリーグを目指さずずっとアマチュア、なんて言われたら、選手は集まらないし、持たないでしょう。そういう意味では、どうせお金を払わないといけないのならJリーグの選手、ということなのかもしれません。

松本山雅については何も言うことはありません。当然準加盟すると思っていましたし、認められるとも思います。順位をのぞけば、ゼルビアよりもJリーグに近いと言っても良いでしょう。

さて、S.C.相模原です。準加盟申請するのは良いのですが、何とも不思議なのは「準加盟すると地域リーグ決勝大会への出場枠がもらえる」といった報道がなされていることです。これがどうにも理解できません。どこからそういうことになったのか、大もとのニュースソースはどこなのか、知りたいところです。

まず最初の疑問は、Jリーグ準加盟とはJリーグの審査です。Jリーグが審査して決定するわけですが、それに対して地域リーグ決勝大会はJFAの管轄です。規約に明記してあれば別ですが、そういう記載は無いはずです。すると、Jリーグの決定にJFAが従うという順番になります。そんなことをJFAが納得するでしょうか。また犬飼会長が激怒するのが関の山でしょうし、Jリーグにしたところで、「準加盟を認めたから地域リーグ決勝大会へ出場させてよ」などとJFAに言うとは、とても思えません。

もし仮に準加盟を認めたから地域リーグ決勝大会への枠をあげるよと言うことになれば、数多くの地域リーグ以下のクラブが準加盟申請をするでしょう。藤枝MYFC、FCガンジュ岩手、また長野パルセイロや福島ユナイテッドFC、そのほかのJリーグを目指しているチームはドンドン申請するはずです。現状でスタジアムの問題などを抱えているとしても、JFLにあがったら準加盟してJリーグを目指すと言うことで行政と話がついているチームなら、ドンドン申請するでしょう。仮に4つも5つも準加盟チームが出来てしまい、そこへ優先出場枠を与えていたら、もともとの地域リーグ優勝チームなどの枠が無くなってしまいます。そんなことが許されるでしょうか? また、もし仮にそういう話があったとしたら、なぜ松本山雅は今まで準加盟申請をしてこなかったのか。北信越リーグの壁、地域リーグ決勝大会の壁に阻まれて苦しんできたのですから、優先出場枠がもらえるならとっくに申請していたはず。ここまで苦しんでがんばってきた山雅は何だったんだ、と思えます。

元々、特別に強いチームに対する「飛び級制度」は存在し、JFAが認めればそのような特典もあり得るわけですが、全国社会人に優勝すれば県リーグの一番下にいたとしても地域リーグ決勝大会には出場できるわけで、実力で飛び級を獲得することが可能です。実力で飛び級を獲得することが出来ない時代には、ザスパ草津に飛び級が認められましたが、今は実力でとれるわけですから、それを実力のないチームにあえて認めるのか、というのは大きな疑問です。S.C.相模原は全国社会人に優勝どころか、出場すら出来ていないわけです。少なくとも全国社会人に優勝し、地域リーグ決勝大会も自力で出場して少なくも決勝ラウンドくらいまでは残り、さらに天皇杯の神奈川県代表にもなってJリーグチームを破るとか、その程度の実績を示さないと「実力のある特別なチーム」として認められないだろうと思うわけです。それが「県リーグの成績に関わらず」地域リーグ決勝大会へ出場枠がもらえるとは、どんな根拠でそのような報道がなされたのか、理解に苦しみます。

準加盟については、認められれるかどうか、何とも言えません。認められるのかもしれませんが、地域リーグ決勝大会への優先枠は、私は認められないだろうと、いや、そもそもそういうものは存在していないだろうと、そう思っているわけです。
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by abikozelvia | 2010-02-01 19:32