レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

二つのファインプレー

なんでも、段幕で鉄槌を食らってママに泣きついたやつらがいるそうである。
情けない奴らである。
ピッチで鉄槌を食らわせて返してやれば良いだけのこと。
さすれば、段幕の鉄槌など乙女の愛撫のように心地よく感じられるに違いない。
みみっちいこと言わず、勝負はサッカーでつけるべきである。
他のチーム同士のことなのでこれ以上は書かないが、情けない奴らである。
以上。




FC町田ゼルビア 2-0 ツエーゲン金沢
65点。かわらず。

MIOの時に、「内容は全く同じでも結果だけは2-2だった可能性もある」と書きましたが、この試合はまさにそれでした。よくまあ2-0で収まったこと。公式記録を見ると、前半のシュート数は5-2。後半は8-6。トータル13-8です。見ていた印象からは、前半は互角で後半は8-2くらいかと思っていましたが、だいぶ違っていました。これほど印象と記録が食い違うことも珍しいです。それだけ、危ない試合だったと言うことでしょう。

前半はちぐはぐで、何をやっているのかわかりませんでした。こちらも写真を撮っていて全く乗らず、なんとなく時間ばかりが過ぎていくようです。シュート数5-2 ? よくわかりません。どちらかと言えば、金沢の方がポゼッションは上だったような気がしています。互角と言えば聞こえはよいですが、がっぷり四つで力を出し合っての互角ではなく、頭をつけあったまま、時間だけが過ぎていくような、ま、互角っちゃ、互角?

後半、星選手がFKを決めて先制します。JFLの公式ホームページの試合評ではPKとなっていますが、訂正されるのかどうかわかりませんが、PKではなくFKを直接ゴールしたものです。その後は次第にゼルビアペース。相手ボールのスローインでも、すぐに奪い返してまた相手陣内で、またスローインになり、また奪い返してと言う、関東リーグ時代に圧倒していたときのような展開になります。が、シュート数8-6が示すように、金沢の方もしっかりチャンスを作って、危ないところでした。

この試合、第一のヒーローは吉田宗弘でしょう。金沢のシュートが正面を突いた部分もありますが、先にシュートコースを見切って動いていたように感じられました。あっさりキャッチしたかのように見えますが、実は読みのファインプレーがあり、ファインプレーと感じさせないほどのファインプレーであったのではないかと思っています。圧倒して攻めてはいましたが、DFではそれほど勝っていたとは思えません。決めさせなかったという結果ではありますが、シュートを打たせる状態までは作らせてしまっていました。攻め込んでいただけに厳しかったという部分はあるとしても、DFが良くて安定していたという評価までは、出来ないかなと思います。

攻撃面では、津田和樹と柳崎祥兵の動きの良さが目立ちました。直接的に点に絡んでいませんけれど、かなりの貢献度であったと思います。またこの日100試合出場を果たした太田康介も積極的なシュートを見せていました。ちょっと欲があったのか、狙いすぎて上に外していたのが残念。こぼれを狙わせるつもりで、アシストのシュートだったら、すばらしかったろうと思います。ちなみにJFL 4年目、105試合目で100試合出場ですから、かなりの記録です。横河武蔵野は強いチームなので、その中で記録達成は立派です。

先制点をたたき出した星大輔のFKもすばらしい出来でした。ほぼ真正面なのでGKからは壁の影で見えにくかったのではないかと思いますが、それにしても大きい得点でした。3試合で2点目。JFLのゴールランキングには早速星大輔の名前が載りました。昨年はこのランキングにゼルビアの選手の名前が載ることはあまりなかったので、今年は常時名前が載るようにしてほしいですね。それも5~6人(笑い)。

で、第二のファインプレーは、相馬監督ではないかと思っています。

ハーフタイムに他の人と話をしていたのですが、勝又慶典の出来が良くありません。替えるのではないかと思っていました。後半の攻め続ける中ではさらにおかしくなり、タイミングがまるで合っていません。「ボールを取りに行こう・・あっ、違う・・・」みたいな、ハイボールに対して競り合うことも出来ず、全くタイミングが合わず、悩み続けて悪い状態に陥ってしまったように思われました。

木島良輔も良くなかったのですが、木島良輔はサイドにいてボールを受けて中に出そうとしているように思えました。星のFKは木島良輔の突破から倒されて獲得したものですが、そのように中にいてくれて受けてくれた方が良いと思っているのですが、この日の木島良輔はアシストに回ろうとするところが多かったと思います。本人に聞いてみたところ、「いろいろと難しかった、今日は」とのことでした。私だったら勝又慶典の方を替えていましたし、話していた相手も勝又慶典を替えるのではないかと見ていましたが、相馬監督の決断は木島良輔の交代でした。W田Tすく氏は、「何とかかんとかで、理論的に?木島良輔を替えるところ」と言っていましたが、よくわからず。そうなんですか?(笑い)

私は勝又慶典の方が木島良輔よりも「より悪い状態」に思えましたから、替えるなら勝又慶典と思っていたのですけれども、「点の取れない状態のまま替えると、悪い状態が長引いてしまう」危険性はありました。逆に勝又慶典に点を取らせてやれば、チーム全体としても大きな転機となりうる可能性があります。

そして相馬監督が選択したのは、木島良輔に代えて山腰泰博を投入することでした。

山腰泰博の高さは圧倒的でした。特に、それまでのゼルビアは低かったですから、そこへ山腰泰博が入ったときの高さは、より以上に感じられたに違いありません。そして勝又慶典のゴールが生まれます。和DたSK氏は「当然の交代」と言っていましたが、私は相馬監督のファインプレーではなかったかなと思っています。勝負師です(笑い)。


一見快勝ですが、結構危なかった。津田和樹、柳崎祥兵など個人は良くなってきましたが、連携はまだまだ。DFも危ないところが多くて、点数としては65点。かわらず。



この日の観客数、3,957人。
晴れの日の野津田開催では4,000人が最低ノルマと思っていますので、この日上ずみは実質ゼロ。土曜日だから少ないというのは、「土曜開催だから平均動員を下げてあげるよ」とJリーグが言わない限り無意味。ピッチの外こそ、「結果がすべて」。


目標まで、後42,050人。
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by abikozelvia | 2010-03-28 22:38