レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

ベトナム戦と甲府戦

日本代表 1-0 ベトナム代表

ゴールは、李のダイレクトシュート。その後は、PKエリア前でボールを回すとシュートが出来ず、スルーパスを出せばオフサイドの繰り返し。まあ1試合のことでどうこう言うのは間違いで、100試合くらいのデータでいうべき話ですが、たまたまこの試合の結果でいえば、ゴールをとれるのはダイレクトシュートで、縦パス横パスでは、守りを固める相手を崩すのは難しいとなりましたね。それもベトナムは極端に引いていたわけではありません。もっと極端に、PKエリアの中へ全選手が入って守るような相手に、中に入ることも、パスで崩すことも、難しいでしょうね。

サッカーにはオフサイドというルールがあります。従って縦パスで最終ラインの前に出すのはかなり難しいわけで、この試合ではオフサイドで全滅でした。となると最終ラインの前に出る方法はドリブルしか有りませんけれど、PKエリア内に全員が入るよう守備をされたら、ドリブルで突破することはさらに難しくなります。横パスは横に出すわけですからゴールとの距離は詰められませんし、相手は出た先に詰めて守備をしてくるわけですから、トラップしたらシュートする時間的余裕は無くなってしまう。そんなに引いてないベトナムでも難しいのだから、徹底的に守りを固める相手ならもっと難しい。

じゃあどうするか、横パス→ダイレクトシュート。
あ、これはあくまでも、日本代表vsベトナム代表の話です(笑)


天皇杯二回戦
町田ゼルビア 1-2 ヴァンフォーレ甲府

結果は、理想的だったのではないでしょうか。

あいかわらずPKエリアの前でパス回しをしてシュートが打てなかったりはあるとしても、ちゃんと出てくる相手にはそれなりの試合が出来るのだということを見せてくれました。力はある。要は決定力不足とカテゴリーの差でした。

JFLトップの得点で決定力不足?

決定力って何かと考えると、0-0や0-1のビハインドで相手が守っている場面から点を取る力ではないでしょうか。2-0でリードしているところから3点目、4点目と積み重ねて大量得点することも良いですが、試合を決める1点とは別。大量得点する力はある。でも1点がほしいときに1点が取れなければ、決定力不足。この日は1点足りなかった。さすがに甲府はきちんと出てきましたから、勝又を走らせてそこへ出すという考え方は悪いとは思いませんし、効果的だったと思いますが、ただ、これからのJFLのリーグ戦で、11人が引いて守っていたら、そもそも勝又を走らす余地は無いわけで。

引いて守りそうな相手との対戦がたくさん残っている訳で。

ps
この試合に限れば、2点めが取れなかったことより1点目の失点が問題かなと思います。

もう一つのカテゴリーの差。これはリーグの厳しさの違いです。どのリーグにも強いチームもあれば弱いチームもあり、良い選手もあればいまいちの選手もいます。しかし平均点を取れば、J1が一番高くてJ2がその次で、JFLが三番目(大学リーグもありますが)でしょう。平均点が高いとスピードや判断が速くて、そのペースに、下のカテゴリーのチームはなかなか慣れてこない。不慣れなスピードにあわてている間に失点してしまったのが痛かったですね。慌てふためいていても前半をゼロで乗り切れば、後半はいけるのではないかと思っていたのですが、残念。カテゴリー差に慣れる前に失点してしまいました。まあそれがカテゴリーの差。

それでも、0-2から後半は追い上げて1点返して、ラストはホントに追い詰めました。1歩譲って互角。ゆずらなけれは圧倒したと言えるか、言えないか、言っても良いんじゃないか位のサッカーは見せました。

それで最後ちょっと足りずに、及ばなかった。

良い気分で、リーグ戦に集中できる(内緒)

名古屋グランパスや鹿島アントラーズなどのビッグクラブですら、ACLとJ1の両立は難しくて苦戦すわけですから、ま、負けて良かったとは言いませんが、二兎を追うのは難しいのです。天皇杯優勝しても昇格は出来ないので。


この気分で次がSAGAWAだった良い試合が出来そうなのですが、次はジェフ。ちょっと切り替えが必要だと思いますが、良い内容でよい結果を期待しましょう。引き分けないこと。


pps
甲府の監督が「どんな内容でも勝つことが大事」とコメントしていましたが、これで良いのって、大いに疑問です。「オートマチックな対応で読みやすかった」と言うのは納得。試合中にはそこまではっきりわかりませんでしたが、割にパターン化しているというのは気がつきました。サイドチェンジでも、はっとするようなのは無かったですし、普通なら取られないはずの早いパスがカットされてしまう場面も幾度か。それが読みやすいと言うことでしょう。また町田にいた選手でたとえを引くと、山口貴之などはクイックでトリッキーなパスを出していましたね。右を向いて相手を引きつけておいて左に出したりするようなパスが得意でした。「美しいプレー」では無かったと思いますが、ああいうトリッキーなプレーが積み重なって、相手に少しずつダメージを与えるのでしょう。しかし甲府サイドから見ると、「わかりやすい相手にかみ合ったサッカーをしていながら追い込まれた」のは大問題。横綱が平幕の力士に「両まわし取ってがっぷり四つ」に組んだのに、土俵際まで追い込まれたようなもの。「どんな内容でも勝つことが大事」では済まないかなと。私が監督でしたら、前を向いて次の試合に備える前に、後ろを向いて要反省。


ppps
私が観戦している後ろの席にいた甲府サポの中年女性。
ダヴィはしれー
ダヴィシュートだー
ダヴィ太いぞー
ダヴィ守れー
ダヴィ抜かれるなー
ダヴィなにやってんだー
(笑)

叫んでいることが全部ダヴィでした(笑)

ダヴィ選手は途中で傷んで交代してしまいましたが、そのときは「ちょうど良かったよ、さっさと交代しろ」なんて言っていたのですが、ダヴィが引っ込んだ後の声援は、寂しそうな声に聞こえたのは気のせいでしょうか(笑)。



pppps
ハーフナー・マイクが代表で活躍。日本代表にとっては良い話ですが、甲府にとってはますます厳しいことになるかも。どんな内容でも勝てば良いではなく、内容を突き詰めないと、残留が苦しくなると思いますよ。はい、よけいなお世話でした(苦笑)
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by abikozelvia | 2011-10-11 22:23