レンズを通して見たFC町田ゼルビアのこと


by abikozelvia

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新入団2012


新入団選手の発表がありました。
アルディレス監督。「私の住んでいたイングランドより日本の方が寒い」。いや、寒いのは日本じゃなく町田ですから(汗・笑)。ほんと、町田は東京では南に位置しているのに、特別寒いです。内陸気候なのですかね。山があるので盆地のように冷え込むのでしょうか。

GK相澤貴志
川崎フロンターレから完全移籍。フロンターレでも川嶋が入る前の正GKであり、川嶋が抜けた後も正GKとして出場していた、ばりばりのJ1GKです。実は、ここだけの話ですが、補強の肝はGKかなと思っていました。まあおそらく、現段階において、町田ゼルビアをJ2の中で「強豪チーム」と評価する人は少ないでしょう。弱いチームであると見るならば、FWよりDF。特にGKが、もっとも得失点を左右すると思うからです。相沢選手を凌ほどの活躍を修行智仁選手が見せてくれても良し。GKが活躍するようでは良くないとはいえ、今年の町田の成績はGKの活躍に大きく影響を受けるでしょう。またお隣のフロンターレからと言うことでサポーターを引き連れてきてくれることも期待です。

DF薗田淳
園田選手もフロンターレから、レンタルでの加入です。U-23日本代表に選ばれており、代表キャンプにも行っていたのですよね? すでにできあがって今は一歩リードしているかもしれません。代表に選ばれてオリンピックで活躍してくれれば、町田ゼルビアとしては初。大いに期待したいところですが、そのときチームが残留危険水準にいたら喜びも微妙。安心して送り出せる順位でオリンピックを迎えられると良いのですが。

MF庄司悦大
あの専修大学から、MVPの入団です。専修大学もお隣ですし、天皇杯予選で町田の人たちには強烈な印象を残しています。むしろ心配は庄司選手までU-23に選ばれてしまうとやばいんじゃないかと言うくらいですが、U-23は中盤の人材は豊富なので平気かな? と言うほどの存在。テレビでインカレの決勝を観戦しましたが、パスをもらってラストパスを出すようなプレーに特徴があると思えました。弾丸ライナーのFKを蹴っていましたから、相当コントロールに自信があるのでしょう。ただそういう選手のようですから、守備的な状況になったときにどうなのかが注目点。町田は引いて守るような戦術は採らないでしょうけれど、好まなくてもそうならざるを得ない状況に追い込まれることは、1度や2度では済まないでしょう。JFLのようにほとんどの試合でポゼッションで圧倒する、と言うことにはならないと思いますから、そうなってしまったときに庄司選手がどんなプレーを見せてくれるのか、それも今年の町田を大きく左右することになるかと思えます。

MF戸田和幸
ベテランの加入です。町田の場合CBに経験豊富な選手がいません。若い選手か、もともとCBでは無かった選手かで、CBとしての経験値は少ないです。MF登録ですけれど、CBにはスタメン出場でなくても、経験を伝えてくれる選手が必要かなと思っていましたから、戦力としてのみならず、良きアドバイザーであってくれると良いですね。

FW平本一樹
結構驚きました。ヴェルディ一筋の男がやってきましたか。まさかという感じです。発表コメントも短く一行だけですが、むしろ決意を感じさせます。2009年のヴェルディとのTMでは勝又選手の肩を抱いて「結構やるじゃないか」的なことを言っていたように見えました。天皇杯予選の激闘もあり、町田には一定の思いがあって、アルディレス監督でもあり、移籍を決意したのかもしれませんね。

FW鈴木孝司
隣接地域の桐光学園から、町田市の法政大学を経ての入団。北井佑季選手とは桐光学園の同期になるでしょうか。かつては柏木翔一、山腰泰博と帝京高校コンビが在籍していましたが、それに続く同期FWコンビです。期待できそうですね。

と言うことで、いずれも町田市や隣接地域から、ゆかりのある選手を中心にして、良いところを補強できていると思います。観客も引き連れてきてくれそうな選手ばかりですし、十分に合格点以上をつけられる補強だと思います。

ただ、人数が足りません。

契約更改したのが15人。田代・石田が継続して、新加入が6人。トータルで23人。GKが4人いますから、フィールドは19人です。ベンチ入りは7人なのかな? 通常GK一人とフィールド6人とすれば、3人しか余裕がありません。5人くらい怪我をしているなどと言うことは当たり前のように良くあることですから、そうなればベンチ入りにも欠員が出るか、GKを3人くらいベンチ入りさせるか・・・。ましてやU-23日本代表に選出されてしまったりすると、なかなか、喜んで送り出すのは難しいですよね。

ベストメンバーで、コンディション良く1年を戦えれば、J2でも真ん中辺にはいけるのではないか、一桁順位も期待できるのではないかと思ってはいますが、一年間ベストメンバーで戦えると言うこと自体が相当難しい。となってくると、今年の町田の成績はけが人次第かなと思われます。

合格点は20位。つまり間違っても降格に引っかからない順位。期待としては9位(一桁)。もちろん誰も怪我せず一年を過ごしてくれることを望むのですから、9位くらいは願っていますが、おそらく、(GKをのぞいて)すべての選手に出場機会が訪れることは間違いないと思いますから、すべての選手に活躍してほしいと思います。そうでないと、チームの成績もだいぶ下がってしまうでしょう。
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by abikozelvia | 2012-01-28 14:21

誰の失態ですか



町田ゼルビアのホーム開幕戦が、駒沢陸上で行われる。メインスタンド工事に伴う仮設棟の設置工事が間に合わなくなったためだが、それに対してJリーグの大東チェアマンが激怒したという。「相手チーム(アビスパ福岡)にも中継車にもどれだけ迷惑をかけると思っているんだ」といったらしい。相手チームもスカパーの中継も、野津田よりは駒沢の方がラッキーだと思っているだろう、と言うことはさておいて(苦笑)、そもそもこういった事態を招いたのは誰の責任なのかと言うことだ。

だいたい、工事が間に合わなくなったことがわかってから、3月11日の日曜日という(震災の起きた日だから行楽行事は無かったかもしれないけれど)、駒沢陸上という絶好の立地でなかなか取れないスタジアムが、偶然にも空いていたという幸運を信じるとしてもだ、工事中の野津田でJリーグを開催しなくてはならないのは、誰の責任だ?

根本は、2010年にJリーグ昇格を認めなかった、大東チェアマンの責任だろう。「しまった、認めておけば良かった」と思ったから、2011年は無理矢理昇格条件を認めてしまった。そもそも、2試合(複数試合)開催できれば、ホームスタジアムの条件を認めるというのは、考えられない提示だった。ホーム21試合のうち2試合が野津田なら、残り19試合はジプシーで転々としなくてはならない。Jリーグの日程を決めるには、優先使用できるスタジアムがあることは必須だ。試合日程が決まりました。さあそれからどこか探しましょうでは、Jリーグのような興業は出来ない。先に押さえておかねばならないのだから、空きスタジアムを探して全国を転々としながらホーム開催をしてゆかなくてはならない。

ここからは私の想像である。裏情報ではなく空想の世界だから、そのつもりで。


私は、Jリーグはこの条件を出したとき、町田が断るだろうと思って出してきたと思っている。現実問題としてほぼ不可能に近い。町田を遠く離れた場所では観客動員も望めない。相手チームのスタジアムで行えば、年間通してアウェイでの戦い。昇格した場合はJ-JFLの入れ替えが起きるだろうことも当然予想されたはず。資金的にも通常より数億の負担が発生し、なおかつ再びJFLに降格してしまう危険性も高い。町田が断るだろうと思ってはったりをかましてみたら、何と町田がのんでしまった。

あわてたのはJリーグだ。スタジアムがないと言って待たせていたのは長崎も同じ。町田だけ複数回開催でよいとは言えないから長崎にも同じ条件を提示する。だが長崎は春の完成予定を秋まで前倒しすることは出来ず、あきらめて本来目標の2013年昇格を目指すことにする。これで問題は町田だけになったが、もし本当にそんな開催が行われたとすれば、町田が1年で破綻してしまう危険性も高い。町田の財政にゆとりがないことは審査でわかっていたはずだし、ジプシー開催などと言う無茶な興業をさせれば、破綻の危険性は高いのだ。Jリーグ主導で破綻させたとなっては、これはもう言い訳が出来ない。Jリーグの積み立ても(大分とヴェルディがどれだけ返したのかわからないが)、そのままの状態ならほとんど残っていない。町田が破綻してはもうつぎ込む資金がない。

じゃあ仕方がないから、工事中で観客動員が1万人に満たないスタジアムでも、仮設棟でJリーグ開催を認めるよと、ずるずると譲歩を繰り返した訳だ。それが昨年の秋で、そこから建築計画を立てて、予算を手当てして、さあ3月11日に間に合わせましょうと言われたって、そりゃあ間に合わないこともあるだろうさ。役所のやることなんだから、数ヶ月で間に合わせようと言うこと自体が想像外。ここまで出来ただけで奇跡だ。

想像終わり(爆)。


根本は、2010年に町田の昇格を認めなかった大東チェアマンの失態にある。それが失態でないとするならば、昨年あれほどの無理無理な譲歩でJリーグ昇格を認めてしまったのには、筋が通らない。そう、2011年にJリーグは町田の昇格を認めるべきではなかった。それが筋だ。スタジアムがないのだからね。それを認めてしまったのはなぜだ? Jリーグの失態を認めたからだろう。「ごめん、去年昇格を認めておけば良かった」と言うことだろう。謝るべきは町田ではない。

大東チェアマン、あなたである。
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by abikozelvia | 2012-01-18 21:12

発表されたJ2スケジュールによると、水曜の試合は2試合くらいしか有りません。連休中などの試合もありますが、ほとんどが日曜です。やっぱり何試合かは日曜も出かけないと、水曜だけではだめですね。基本のリーグは10月いっぱいで終わり、11月は天皇杯と昇格プレーオフのようです。あるいは降格の入れ替え戦。JFLも11月半ばには終わるようですから、J2もJFLも試合日程はよりハードになりました。



2012年のJFLを見ると、FC琉球の強化が目につく。「来年だめなら手を引く」と運営会社が宣言した琉球。トルシエ傀儡政権の元、選手は集めても監督は若い監督をあてがって、新里さん(昨年までの監督)もやりにくかったはずだし、統制も取れなかっただろう。沖縄出身の選手にこだわる訳でもなく、成績の伸び悩みや観客動員の伸び悩みも、選手を批判するより先に運営がだめだろうと思うのだが、今年は鳥取から松田監督を呼び、様々なJリーグチームから選手を集めている。相当に強くなる可能性がある。
長崎も本来の昇格目標年度になる。もともとスタジアムの関係から(本音では)2013年の昇格を目指していたし、やっと準備も整って、戦力増強も着々と進んでいる。
昨年2位になった長野も準加盟申請を行っている。昨年優勝したSAGAWAもある。大不況の中、企業チームも選手雇用に慎重になっているだろうが、逆に安定した正社員雇用を求める選手も増えているだろう。昨年は波の激しかったHondaFCも、そろそろ世代交代も落ち着いてくれば、侮れないチームになってくるはずだ。その中で優勝を争うことを考えると、借金しても昨年昇格しておいて大正解だと思ってしまう。

さて、総決算と銘打っているので、JFLにおいての3年間、3人の監督について振り返ってみたい。

2009年の戸塚哲也監督。勝つと言うことについては現実的な監督だったのかなと思う。なんと言っても開幕戦での勝又選手の離脱が痛く、その後もFWにけが人が相次ぎ、ゼロトップと言われる状況の中、やりくりしてやっとのこと6位にこぎ着けた。特に後期はGK修行智仁の活躍が光る。後期については文句なくリーグのベストGKであったろう。ただ前期につまづいた原因は、実は戸塚流にある。一言で言えば野武士なのだな。昔の読売クラブ流、前の晩にたらふく飲んで、翌日ふらつきながらも華麗なプレーを披露する天才集団読売クラブ。その流儀だったので、下から這い上がるやつは自分で這い上がってこいと言う指導だった。そのためトップチームと控えとの差が大きく、個の差よりもチームに入って機能するまでに時間がかかり、単純に勝又が離脱した、FW不足になった、と言う以上に、チームのまとまりを欠いてしまったのかなと思っている。まあそれでも6位に入った。相手関係もこの年が一番弱かったのではないかと思うものの、あの年あの戦力あの状況での6位は、まずまずだったのかなと思う。

2010年は相馬直樹監督。今年フロンターレサポのブログの中で、相馬監督のやり方は、選手の能力を活かすのではなく、自分の描くサッカーに選手を当てはめていくやり方だと書いている人がいた。私もそう思う。町田の戦力は前年より大きくアップし、相手関係はやや強くなったものの2011年ほどではない。その中における3位は、「不合格ではない」程度かなと思っている。もっと上にゆけたはずだし、それ以下は考えられなかった。もし選手全員が相馬直樹であったなら、あの流儀で良かったのだと思うが、町田の選手は選手相馬直樹に及ばない面があったろう。育成年代なら良いが、結果を求められるトップチームでは、もう少し融通が必要だったかなと思う。ただ控えメンバーの育成では大きく貢献し、誰が出ても同じように戦えるチームに育てたのは、前年との大きな違いである。

2011年のポポビッチ監督。途中まで気がつかなかったのだが、後で振り返ってみると、おそらくその指揮は大きく変わっていたはずだ。9月までは、町田は昇格できる予定ではなかった。スタジアムがなかったからだ。従って「代わりにジプシーでも」などと公式発言はされていても、内情では昇格できないと思っていたはずだ。従って監督にも「今年は昇格できないのでチームの底上げと土台作りを」と言う形で依頼をしていたと思われる。ポポビッチも公式には「昇格を目指して」と発言していても、そこは大人の事情をわきまえていたと思っている。なので前半までの戦い方は、大量得点もするが失点もする。勝ち負けが交互に来るような戦いで、成績的にもそれなりであった。ところが秋からはJリーグが妥協したというか、「去年落としてごめんよ」と言う対応となり、メイン工事中のスタジアムに仮設メディアスタンド作ればよいなどと言う考えられない譲歩となり、昇格できるよとなって「ごめん監督、昇格できることになったからなんとか4位に入れて」と言う話となった。そこでポポビッチは戦い方を一変させ、9月以降は最少失点に抑えて負けない戦いをすることとなる。当初は私も得点の少なさに気を取られていたが、終盤になって気がついたのは、失点の少なさ、すなわち負けない戦いに変化してきたのだと言うことだ。その結果9月以降は、たまたま負けた高崎戦だけ3失点したものの、ほぼ無失点で乗り切る試合が続き、結果は3位に入ることが出来たのである。前半の大量得点によって得点力が高いように思われ、後半の無失点試合によって失点が少なく、バランスがよいチームと評価する記事も見受けられたが、実際にはこのような変遷があって結果的にそうなったのだ。ポポビッチを評価するなら、3位という成績よりも、このようなチーム事情の変化に対応して戦い方を変えることに成功したことを評価したい。もちろんそれが出来たのは選手に能力があったからだが、なかなかこれだけ融通を利かせられる監督も少ないのではないだろうか。成績以上に評価したいと思っている。

2012年、アルディレス。まあどんな指導をしてくれるのか楽しみだが、結果論ではなく評価をしたいものだ。新昇格組ながらアルディレスの指揮で好成績を収めるのか、あるいは連敗が続いて5月ころで解任されてしまうのか、だから良かった、悪かったではなく見てみたいと思う。結果的に見れば、これから10年も町田で指揮を執って「町田の顔」と言われる監督になるのかもしれないが、おそらくそれほどの予算はないだろう。J1どころか代表監督すら考えられる人物。来年どこかへ引っ張られるまでのつなぎで町田の監督を引き受けたのだろうと思うが、町田の将来を見据えたチーム作りをしてくれるのかどうか、成績以上にそれを注目してみたいと思っている。


町田としては初めてのキャンプを実施することも発表された。鹿児島でキャンプ(Y選手コネクションか?(笑))の後、宮崎小林でのキャンプ(ごたごた言うよりお礼はないのか某氏(笑))だそうな。都リーグの時だったかな、長野で夏期合宿をやってTMでは松本山雅にぼこぼこにされた以来の、合宿練習である。メディアで伝えられることもあるだろうし、わずかな報道にやきもきしながら開幕を待つのも楽しいだろう。開幕してしまうと、成績次第では楽しいか苦しいか紙一重だが、開幕前は文句なく楽しい。

だが、忘れてはならないこともある。2009年に(予定通りスタジアム不備で)昇格出来なくなったとき、当時の真木専務が公約したことがある。経営の透明化、決算発表である。2010年に昇格を逃したことで真木専務は責任を取らされて解任となったが、その後チームからは真木元専務の公約を撤回するという発表はない。従ってチームはその公約を守って経営の透明化をする義務がある。市民の税金をつぎ込んでスタジアムを改修し、市民チームを名乗る町田ゼルビアであるならば、公約が無くても経営は透明化しなくてはならない。にもかかわらず、平然とないがしろにされてしまって、後からJリーグに債務超過を指摘される失態となっている。

昨年末、オリンパスの不正経理が発覚し、大きな問題となり、企業の危機を迎えていることは、皆さんの中にも記憶に新しい、と言うより現在進行形の事件である。隠して隠して隠し通して帳尻を合わせようと言うことが、大きな事件となってしまう。サッカー界においても、大分しかり、ヴェルディしかりだろう。

「優勝します」と言う公約は、これは守れなくても仕方ない。だが経営の透明化は、守らねばならない約束である。守ろうと思えば守れることなのだ。臭いものに蓋をする時代ではない。この約束が守れないならば、市民チームとしての存在意義を問われねばならない。


負債を抱えたことはやむを得ないが、公約違反は許されない。リーグ戦の成績については温かく見守ろう。だが公約違反には、厳しく批判の矛先を突きつけよう。それはサポーターの義務でもあると思っている。




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by abikozelvia | 2012-01-18 17:43

やっと年願のJリーグ昇格を果たした町田ゼルビア。まだこれからJ1が有ると思う方もおられるだろうが、遙か昔に(と言っても10年もたたないのだが)当時事務局長をしておられたK氏が目指したのはJ2である。町田のローカルクラブでJ1は難しく、J2へ、あるいはJ3が出来るならJ3でも良いと言って始められたクラブである。まあ時代も変わるし、応援する皆さんがJ1を目指そうと思われるのに異存はないが、当時を知る者としては、J2は一区切りであり、大きな目標の達成であると考えている。また野津田スタジアムは改修が済んでもJ1規格を満たさないことを考えれば、当分の間はリーグ戦はJ2で、上を目指すのは天皇杯経由と言うのが妥当なところだろう。従って目標は降格しないことになるし、残留は簡単なことではないけれど、Jリーグの締め切りに間に合わなかった危険性に比べれば、まだましな方だと思う。

これからはこのブログにおいても、今までよりはずっと温かく見守るつもりである。なぜならこれから重要なのは選手になるからだ。今までは選手より運営の問題が大きかった。運営がこれでは締め切りに間に合わないだろうという危機感が大きかった。選手のことを書いていても、そこにある根底は運営への危機感だったのだが、まあ通じなかっただろう。今後の落ちない戦いに必要になるのは、基本選手だ。選手については一生懸命やっているのだし、勝っても負けても致し方ない。町田の人たちに愛され、楽しんでもらい、そして落ちなければ、私は十分だと思っている。なのでこのブログにおいても、町田ゼルビアを取り上げてあれこれと書く機会は、かなり少なくなると思っている。それでもスカパーでの観戦は欠かさないつもりだし、野津田スタジアムへもすいているときには出かけようかと思う。観客数も増加は期待されるけれど、水曜のナイターなどは少ないだろうし、相手が関東近県のチームでなければもっと減るだろう。そんなときには出かけてみようと思っている。

J2に昇格するに当たっては、町田ゼルビアは大きな負債を抱えてしまったようだ。それについてあれこれという人もいるが、私は致し方ないことだと思っている。なぜかと言えば、他に選択肢がなかったからだ。JFLにいて大きな負債を抱えてしまった。だが、JFLで戦いながら、Jリーグ昇格を目指しながら、黒字化していく方法があるだろうか。巨大スポンサーによる補填以外では、黒字化は不可能だったと思っている。基本的にスポンサー以外での収入となれば、観客動員しかない。だが、観客動員はそう簡単に伸びるものではない。町田の観客動員を見ても、勝って好調の時は良く入るし、成績が伸び悩むと観客動員も伸び悩む。この3年間、6位、3位、3位と上位につけていた訳で、好成績だったにも関わらずその傾向は出ていたので、これが下位に低迷していたら、観客動員増で黒字化などは臨むべくも無かったろう。「伸び悩むなら5年でも10年でも3部でやって、それでもだめならそんなチームはつぶれてしまえ」などという人もいる。だがそれは他人のチームだからそんな意見が出てくる訳で、「我が町のチーム」と思うなら、「つぶれてしまえ」などと言う意見は出てこない。

まずJFLにいながら黒字化するためには選手のプロ契約をやめなくてはならない。再び、働きながら、アルバイトしながらの選手生活に戻ってもらう必要がある。当然選手の流出も多くなるだろうし、戦力低下は否めない。さすれば順位も下がるだろうし、観客動員も伸び悩むだろうし、収入も減るだろう。スポンサーにとっての魅力も低下する。その状態で5年も10年もやっていけるだろうか。そこには、Jリーグの締め切りもある。

今回、JリーグはJ2が22チームに達したことにより、昇格規定を改めた。JFLからJ2に昇格するためには、準加盟チームが優勝することが求められる。優勝すればJ2最下位と自動入れ替えになる。そして2位ならば入れ替え戦となる。今年のように3位では入れ替え戦にすら出場できないのである。大量観客動員で健全経営とほめられた松本山雅にしても、4位なので昇格枠には全く引っかからない。もしこの厳しい昇格条件が当てはめられていたとすれば、松本山雅もまたJFLで戦わねばならなくなる。優勝のためにはさらなる戦力増強が必要であり、となれば予算も大きく増額しなくてはならないので、果たして次もJFLで黒字経営が出来たかどうかは疑問の余地がある。もちろん町田がもう一年JFLで戦えば、赤字も増えたろうし、ほんとにつぶれてしまう危険性すら有った。JFLで優勝して昇格したチームは2005年の愛媛以降では2010年の鳥取しかない。2008年の栃木が2位である。そしてJFLのレベルは次第に高くなりつつある。これはJFAがJリーグを拡大してきたことの目的でもあったのだろうが、Jリーグチームが増える、選手数が増加する、新卒選手が入る、戦力外になる選手がJFLや地域リーグに流れる、プロ契約チームが増えることで、やめずに続ける選手が増える、必然的にJFLの底上げが行われてくる。それは日本サッカー界にとってよいことなのだが、JFLで優勝しようとする当事者にとっては、とても厳しい話になる。優勝のために必要な戦力レベルは年々高くなり、トータル年俸も高くなり、JFLでの黒字経営は大型スポンサー契約以外では難しくなる。そして日本経済は、かつて無い苦境にある。

また、考えねばならないのは選手達のことである。フロントは5年でも10年でも待てるかもしれない。サポーターも待てるだろう。だが選手は1年契約も多い。5年はおろか1年だって待てない選手も多いのだ。町田だって昨年昇格していればJリーガーになれたはずの選手達が、昨年末には何人も戦力外になっている。正社員雇用されていて、サッカーやめても困らない企業親方日の丸チームは気長な話も出来るだろうが、プロ契約選手にとっては、1年だって待っていられないことも多いのだ。5年10年待てなどというのは、企業チームサポのエゴに過ぎない。

だいぶ長くなったので、次回に続くことにしよう。
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by abikozelvia | 2012-01-17 14:50

チラ見してきました

近所のアミノバイタルフィールドで松本山雅のセレクションがあるというので、午後からのぞいてみました。44人いたのでしょうか? 4チームに分かれて20分1本のTMをしていました。総当たりだったのかな? 風も冷たくなってきたので、一通り見たところで引き上げてきました。
元町田ゼルビアの選手も3人ほど参加していました。ひいき目もあるでしょうが、落ち着いて良いプレーをしていると見えましたが、この中から採用になるのは数人でしょうから、狭き門です。

希望する進路が決まると良いのですが。
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by abikozelvia | 2012-01-13 16:42